―わたしたちは日々、新たに、益々よくなっている
もっと豊かになりたい。
もっと自由に生きたい。
自分らしさを発揮して、周りにもよい影響を与えたい。
こうした願いを、わたしたちは誰もが心のどこかで持っています。
そしてその願いは、わたしたちが「もっと生きたいと願う証」そのものです。
与えることで、わたしたちは豊かになれる
わたしたちの社会では「価値を与える者こそが、富を受け取る」という原則があります。
たとえば、わたしたちがモノを売るとき。 その商品の“価格”よりも、“相手にとっての役立ち度(使用価値)”のほうが大きいとき、 わたしたちは“真の価値”を提供していることになります。
そして、価値を提供する姿勢そのものが、富を引き寄せる強力な磁力になるのです。
この原理はシンプルですが、とてもパワフル。
だからこそ、わたしたちがこれから「より豊かになりたい」と思うときこそ、 「誰に、どんな価値を届けられるだろう?」と問い直すことが大切になります。
わたしたちの願いは、宇宙からの願い
ここで、ひとつ大切な視点があります。 それは、「豊かになりたい」という気持ちを、否定しないことです。
わたしたちの願望は、宇宙が自己をより大きく、より完全に表現しようとする衝動そのものでとても強力なエネルギーです。
わたしたちの中にある“もっとよくなりたい”という想いは、 宇宙の一部であるわたしたちが、“全体の進化”に貢献しようとしている自然な姿です。
だから、「わたしなんて」と自分を小さくする必要はまったくないのです。 むしろその願いを、誇りと愛をもって育てていくことが、「真・善・美」という調和のとれた状態に繋がっていきます。
益々よくなるための4つのステップ
わたしたちは何から始めればいいのでしょうか? ここで、「益々よくなる」の行動習慣として、4つのステップをご紹介します。
①「わたしの願いは、どんな価値になるか?」と問いかける
「お金が欲しい」「自由が欲しい」 そんな願いが湧いてきたら、それを否定せずに、こう問い直してみましょう。
「この願いがかなったとき、誰に、どんな価値が届けられているだろう?」
それは、料理で人を笑顔にすることかもしれない。
癒しを与える空間をつくることかもしれない。
知識を届けること、安心を届けること、インスピレーションを届けることかもしれない。
願いの先には、必ず“他者の幸せ”がつながっているはずです。
②「今日できる小さな一歩」を探す
思考を形にするには行動が必要です。
行動といっても、最初から難しい大きな一歩である必要はありません。
・メモを取る
・感謝のメッセージを書く
・部屋を片づける
・必要な本を読む
こうした小さなできることの一つひとつが、「豊かさを現実にするための行動の種子」となり、 わたしたちの未来を少しずつ変えていきます。
③ 与えることを習慣にする
豊かさを呼び込むのは、「循環」です。
価値を“受け取る”だけではなく、“与える”こと。
・言葉を与える
・微笑みを与える
・時間を与える
・知恵を与える
わたしたちが惜しみなく「価値を分かち合う」ことで、 世界はわたしたちにも惜しみなく「富」という形で対価を与えてくれるようになります。
④「ますますよくなる」と確信する
「現実が変わっていないから、わたしはまだ足りていない」と思い込むと、
わたしたちは豊かさの入り口にブレーキをかけてしまいます。
だからこそ、“わたしたちはすでに良くなっている”と信じることが、
言葉と思考が共鳴する上で大切になります。
「日々新たに、益々よくなる」
この言葉を、わたしたちの“原則”にしていきましょう。
まとめ:与えることからすべてが始まる
わたしたちのうちなる源泉は“与えられるもの”ではなく、
わたしたちが世界に向かって“与えた瞬間”に、わたしたちに返してくれる贈り物です。
だからまずは、
今日、自分が「誰かによいものを与えられるとしたら?」と想像してみること。
そこから、未来を変える波がはじまります。
「わたしたちは日々、より豊かになれる」
それを知り、信じ、行動すること。
それが、わたしたちが「豊かさ」と出会うための、もっとも静かで確かな道です。
一緒に、今日も「価値を与える一日」を目標に生きていきましょう。