ことばが現実をつくる――
仕事を終えて帰宅した瞬間、つい口をついて出る「疲れた……」という言葉。
もし同じ場面で、「ついてる!」 とつぶやいたら――わたしたちの脳と行動は、どんなふうに変わるのでしょうか?
今日の記事では “口癖の力” を科学・心理・エネルギーの3方向から推論し、
「疲れた→ついてる」へのシンプルな言い換えが、
わたしたち自身と周囲にどんなプラスを連鎖させるかを深掘りします。
ことば × 脳科学:セルフトークが報酬回路を切り替える
口癖 | 脳内で起こること | 行動への影響 |
疲れた | ストレス関連領域(扁桃体)が活性化 → コルチゾール分泌↑ | さらに疲労感を意識/姿勢が下向き/挑戦回避 |
ついてる | 報酬系(側坐核)が活性化 → ドーパミン分泌↑ | 「次は何が起こる?」と好奇心UP/行動意欲↑ |
カリフォルニア大学の実験: 1日30回ポジティブセルフトークを続けた被験者は、
認知タスクの速度が 12%向上し、ストレス指標が有意に減少。
✔︎ 推論
「疲れた」は脳を“休止モード”へ誘導し、パフォーマンスを落としやすい。
「ついてる」は“報酬モード”を点火し、エネルギーを再生産するトリガーになる。
量子視点:観測フォーカスが確率を動かす
量子物理で語られる「観測者効果」――
わたしたちが意識を向けた事象は、確率的に“在りやすく”なる傾向があるとされます。
- 疲れた … 疲労・ミス・不運にレーダーが合い、同種の出来事を拾い集める
- ついてる … 感謝・チャンス・善意にレーダーがシフトし、良い兆候を見つけやすくなる
✔︎ 推論
言葉は“意識のスポットライト”。
スポットライトで意識した事象が情報収集を支配し、現実の肌感覚を塗り替えていく。
日本古来の言霊(ことだま)思想
万葉集の時代から、「発した言葉には霊力が宿り現実を動かす」という感覚がありました。
「ついてる」は “付く・憑く・就く” にも通じ、
・運が“つく”
・福が“つく”
・目標に“つく”
といったポジティブな語意を重ね持ちます。
✔︎ 推論
先祖代々の集合無意識が抱くポジティブ連想が、安心感と運気の“下地”を形成する。
ますますよくなる実践ステップ
- 言葉のラベリング
- 1日3回以上「疲れた」と思ったら、その場で「ついてる!」と言い直す
- “感謝ログ”
- “今日ついてたこと” を3行記録
- シェア & リアクション
- 週1回、家族・仲間に「今週いちばんついてた瞬間」を共有
- 感謝のつながり
- 感謝の言葉を伝える習慣化の形成
- 感謝の言葉を伝える習慣化の形成
変化の24時間チャレンジ:言葉の観測者になる
- 現在地チェック
- 自分の口癖トップ3をメモ
- ターゲット選定
- 最頻出のネガティブワードを1つ決める(例:疲れた、ムリ、だるい)
- 置き換えフレーズ決定
- 「ついてる」「ありがたい」「伸びしろ」など好きなポジティブな語を1つ選択
- カウンター発動
ネガティブな言葉や思考が出た時に、あえて良い面・ポジティブ面に意識をおく
- 変化観察
- 気分/体調/人間関係/作業効率で感じた変化を 観察、メモなどを取ってもよい。
わたしたちは言葉で変化を与えることができる
- 脳科学は「ついてる」で報酬回路が点火すると告げている
- 量子視点は“意識のスポットライト”が現実を動かすと示す
- 言霊の知恵は古来「良い言葉は良い現実を呼ぶ」と伝えてきた。
「疲れた」を「ついてる」に。
これは小さな音の差かもしれません
でもエネルギー的には 180°違う視点へと変える スイッチ。
わたしたちが日々のセルフトークを編集するたび、
未来のシナリオは書き換えられ、周囲へ影響を広げます。
今この瞬間も、画面を閉じるあなたは選べます。
「ついてる!」と笑って椅子から立つか、
それとも「疲れた…」とため息をつくか。
わたしたちは日々新たに、益々よくなるという言葉で
――今日から一緒に、“ついてる革命” を始めましょう。