原文
「六四:乘馬班如、求婚媾。往吉、无不利。」
書き下し文
六四(りくし):馬に乗りて班(はん)する如(ごと)し。婚媾(こんこう)を求む。往(ゆ)けば吉(きち)、不利(ふり)なる无(な)し。
現代語訳
【六四】
馬に乗って進んだり引き返したりするように迷いはあるが、縁談を求めるかのように真剣に向き合えばよい。進めば吉であり、不利なことはない。
意味とポイント
● 六四の位置づけ
六四は下卦を抜け、上卦に入った段階です。ここでは「困難のただ中から抜け出しつつある状態」を示しています。
まだ迷いや不安は残っていますが、真剣さをもって物事に向かえば、必ず吉に至ると説きます。
● 「乘馬班如」の象徴
馬に乗って進んだり戻ったりする=迷いながら進むこと。
これは「不安定な状況」を表します。
● 「求婚媾」
縁談を求めるように、真剣に関係を結ぶこと。
軽い気持ちではなく、真心をもって向き合えば、困難は解けていきます。
● 「往吉、无不利」
迷いながらでも、誠実に進めば吉となり、不利はない。
ここで大切なのは「真剣さと誠意」です。
成長プロセス内での位置づけ
屯の卦の成長は「困難の中で芽を出す」過程です。六四は「困難を超えて動き出す直前」。
迷いや不安があっても、正しく向き合えば道が開ける段階です。
状況別読み解き
● 仕事
→ 不安や迷いの中にあるが、誠実に取り組めば好転する。
新しい案件や交渉事は、最初は迷いが多いものの、正直で真剣な姿勢が成功を呼びます。
✴︎アドバイス:誠意をもって進めば成果に至る。
● 人間関係
→ 信頼を築くチャンス。
迷いながらでも、相手と真剣に向き合えば関係は深まります。
誠実な言葉や態度が大切です。
✴︎アドバイス:心を込めた関わりが吉。
● 恋愛
→ 真剣な交際に進む兆し。
迷いや不安があっても、関係を正式に進める時期に差しかかっています。
結婚や将来を見据えた話が吉。
✴︎アドバイス:真剣さを示せば関係は進展する。
● 内面(精神的成長)
→ 迷いを抱えたままでも一歩進む勇気。
完全に準備が整わなくても、誠実に進めば成長に至ります。
大切なのは「姿勢」であって、完璧さではありません。
✴︎アドバイス:迷っても歩みを止めるな。
● お金・豊かさ
→ 迷いはあるが投資や契約に好機。
信頼できる相手としっかり関係を結べば利益となります。
曖昧な態度は不利になるため、決断と誠実さが必要です。
✴︎アドバイス:契約は誠実に、曖昧さを残さない。
一言アドバイス
「迷いがあっても誠実に進めば、必ず吉となる。」